息を大きく吸うと胸が痛む
内容:感情療法
対象:30代女性
主訴:左肩~左胸にかけて痛む
特徴:息を大きく吸うと痛む
肩をすくめる動作でも△
4ヶ月ほど前から
最近では背中にまで突き抜けるような痛みがあり、焦りを伴うストレスで悪化するときが多い。息苦しさや動悸を伴うこともある。
筋反射テストでの結果
筋反射テストで調べてみると、
- 自律神経
- 肺経
- 脾経
にトラブルが生じているとの反応が出たので、順番に詳しく調べていきます。
まず、自律神経については、慢性的に交感神経優位(=緊張モード)になっていることが問題のようです。
検査によると、仕事におけるクレームに対する恐れが原因で、その根っこには幼少期から続く怒られることへの恐怖感も関わっていました。
また、これとは別にお金を扱う業務へのプレッシャーも影響していました。
さらに、肺経は、
- 洗剤アレルギー
- 自分へのダメ出し
脾経は、
- 石鹸アレルギー
- 職場のでストレス
- どうしたら怒られなくなるの!?
症状についての考察
筋反射テストの結果から推察するに、
職場での怒られることへの恐怖感が、
- 慢性的な緊張状態
- 肺経や脾経のエネルギーの乱れ
を招き、彼女の不調の主因となっているように見受けました。
では、なぜ彼女は怒られることに過度な恐れを抱いてしまうのか?
さらに筋反射テストで調べてみると、
幼少期に味わった「これだけやってるのに!なんで怒られるの!?どうしたら怒られなくなるのかわからない!!」という感情が出てきました。
つまり、
- なんで怒られるのか理由がわからない
- 怒られなくなるにはどうすればいい
という感情的な体験によって生まれた、
「いつ理不尽なことで怒られるかわからない!常に怒られないように備えておかなきゃ!」という思考が、
実際の施術
自律神経、肺経、脾経に負担をかけているストレスとアレルギーを順番にヒーリングでリセットしていきます。
施術の時間は合計30分ほどでしたが、施術が進むたびに呼吸が楽になっていくのがわかったようで、
施術後の経過
3日後に様子をうかがったところ、4ヶ月ほど続いていた「息を吸うときの痛み」は完全になくなったということでした。
まだ少し違和感は残っているようですが、恐らく次回の施術で解決するでしょう。