痛みの記憶による膝の痛み
京都市西京区の整体オフィス空流-くうる-です。
膝の痛みもツライ症状の一つですよね。常に体重がかかる部分だけに、いろいろな場面で影響が出てしまう。
今回のご相談は60代の女性(Mさん)。1ヶ月くらい前から膝が痛くて正座ができないとのことです。
病院では骨に異常はないので「筋肉損傷」だと診断され、リハビリのほか、鍼やマッサージにも通ったけど良くならない・・・。
困り果てた末、ご家族の勧めで来院されました。
さて、一回目の施術です。当オフィスでは患部にはほとんど触りません。膝が痛くても、膝以外のところからアプローチします。
これは慢性的な痛みのほとんどは、患部とは別のところに原因があると考えているからで、
実際、きちんと足首や股関節、骨盤などを整えると、膝もラクになることが多いです。
Mさんも、全身のバランスを整えた結果、施術前にはできなかった正座ができるようになりました。
まだ少し痛みはあるものの、明らかに施術前よりはイイ感じで、「立ち上がるのもラクになりました♪」とのことでした。
続いて3日後。2回目の施術です。
前回の施術の後は、歩くことへの不安も減り、調子は良いとのこと。
しかし、正座はできるようになったものの、まだ少し痛みがあります。そこで、まずは前回と違うアプローチでカラダを整えてみます。
ところが、今回はイマイチ変化が見られません。
通常、カラダ全体のバランスを整えると、ほとんどの場合、(劇的にとはいかなくても)何かしらの変化が出ます。
しかし、今回はほとんど変化が見られない・・・経験上、こういうときは何か別の原因があります。
それはカラダではなく「心」にある原因です。
Mさんの場合、痛みの記憶(イメージ)が影響していました。
正座するときの痛みのイメージが脳に焼きついてしまっていたため、骨にも筋肉にも異常はないのに、痛みだけ感じてしまっていたのです。
実際、正座するところを想像してもらうと、パッと痛みのイメージを思い浮かべることができます。
これがカラダを整えても痛みがラクにならない原因です。
実は、これは厄介なんです。
おそらく病院の検査では異常が見つからないだろうし、通常の整体やカイロプラクティックでも改善させるのは難しいでしょう。
なんといっても原因がカラダにはないのですから。
根本から解決するためには、痛みのイメージを消す必要があります。これは整体というよりは<トラウマの治療>に近いかもしれません。
整体オフィス空流では、ストレスやトラウマをエネルギー療法でリセットするので、そのテクニックの応用で膝の痛みのイメージを消去しました。
痛みのイメージが消えると、不思議なことに、どんな痛みだったか思い出せなくなります。
それにともなって、先ほどまで残っていた痛みもなくなり、ラクに正座できるようになりました♪ ウソのようなホントの話(笑)
このように慢性症状の原因はカラダだけにあるとは限りません。
ゆえに痛みのイメージやストレス、トラウマ、思い込みなど、心の面からもケアしたほうが圧倒的に早く回復できるのです。