化学物質過敏症のヒーリング症例
化学物質過敏症の症状は多岐にわたりますが、ご相談の症状は、
- 洗剤や柔軟剤の匂いにさらされると口の中の苦味や痛みが生じる。場合によってはノドにくることもある。
- また、匂いにさらされている時間が長くなると、吐き気や思考低下をきたすこともある。
というものでした。
こうなると、当然、大勢の人がいる場所には行けなくなってしまいますし、仕事をはじめ、日常生活に大いに支障をきたします。
当オフィスの化学物質過敏症についての記事をご覧になり、感情療法ヒーリングを受けてみたいということでお越しになりました。
化学物質過敏症の正体は?
同じ環境にいても発症する人としない人がいたり、また、それまで何の症状もなかった人がある日いきなり発症してしまう明確な理由がなかったりと、まだまだ不明な点が多いように感じます。
これに対して、整体オフィス空流では化学物質過敏症の発症メカニズムに対する明確な答えを持っています。
それは、化学物質過敏症の実態は「心身の拒絶反応」であり、その引き金となる原因は感情的な「ストレス」だというものです。
当オフィスの考え方が100%正しいかどうかはわかりませんが、この理論のもとに施術を行うことで化学物質過敏症と思われる症状が改善・消失したケースが少なくない以上、
化学物質過敏症に対するヒーリング
まずは現在の症状である口の中の苦味&痛みにフォーカスして、その原因を筋反射テストで探ってみることにしました。
検査の結果、反応があったのは、
- 柔軟剤アレルギー
- 衣類洗剤アレルギー
- ありえへん!というストレス
- もう無理!というストレス
というものでした。
これに対する当オフィスの考え方は、
職場での人間関係で(社会人としてありえへんやろ!)というストレスを感じていたときに、カラダが柔軟剤のほうに反応してしまった結果、そこから柔軟剤に対して「拒絶反応」を起こすようになってしまったというものです。
同様に、(なんで自分が!もう無理!)というストレスを感じていたときに、カラダが衣類洗剤に反応した結果、衣類洗剤アレルギーになってしまったと考えます。
逆に、これらのストレスやアレルギーの反応が消えれば、実際の症状も軽減あるいは消失すると考えられるため、ヒーリングによって一つずつ反応をリセットしていきます。
化学物質の毒性よりも自身の反応の問題
たしかに、これらの物質は自然界のものではありませんし、カラダに対する毒性があるかないかでいうと、影響はゼロではないのでしょう。
ただ、一方で、同じ製品を使っていても何の症状も起こさずにいる方も大勢おられますし、化学物質過敏症を発症された方にしても、それまで何十年も問題なく過ごせていた方がほとんどです。
そこから、整体オフィス空流では、化学物質過敏症の原因は化学物質の毒性よりも個人のカラダの反応の問題であると考えています。
つまり、(毒性がゼロではないにしても)、多くの人にとって問題が生じないレベルの化学物質に対して過剰に反応するようになってしまっている自分を、多少の毒物にさらされても大丈夫だった頃のニュートラルな状態に戻せばよいということです。
テレビやインターネットを中心に、
「化学物質は有害だ」
「化学物質は危険だ」
という情報が報じられすぎた結果、化学物質というものに対して強烈にネガティブな思い込みを抱いてしまわれている方が非常に多いです。
思い込みのチカラは実際にカラダに作用するため、化学物質というものを必要以上にネガティブにとらえてしまうと、実際のカラダの症状も治りにくくなってしまいます。
そのため、化学物質過敏症の解決をはかる場合、化学物質に対するネガティブな思い込みの解除が必要となるケースが少なくありません。
化学物質に対する思い込みの解除
化学物質に対して必要以上にネガティブにならず、ニュートラルに向き合えるようになったほうが回復も早いですよ~と言いたいわけです。
今回のお客さまも、
「自分は柔軟剤に対して過敏になってしまっている」
「マイクロカプセルは有害だから吸い込むのは危険だ」
といった思い込みに反応がありました。
セッション後の反応
あとは、実際に日常生活に戻ったときにどうなるかですが、こちらは原因の複雑さによって反応が様々です。
- 発症してからの期間
- 潜在的なストレスの数
- その他の信念体系
などによって、短期間でドンドン回復していく人と、玉ねぎの薄皮を剥いでいくように少しずつ回復していく人がおられます。
ただ、今のところ、ほとんどの方には初回のヒーリングだけでも、何かしらの改善を感じていただいております。(おかげさまです。)
今回のお客さまも、その場での症状はクリアになったため、最後に他にもヒーリングで解消しておくものがないかどうかを筋反射テストで確認し、
「すべてオーケー」との反応が出たので、セルフケアなどについてお伝えし、様子を見ていただくことにしました。
その後の経過について
顕著だった口の中やノドの痛みや苦味といった症状がなくなり、匂いに対する感度も下がってきているそうです。
とは言うものの、まだ口の中の異物感や、匂いに対するストレスはゼロではないため、残りの症状も解決していけるよう、引き続きサポートさせていただきます。