捻挫してないのに足首が痛む理由
対象:60代女性
主訴:足首の痛み
特徴:バスを降りた瞬間に痛めた
捻挫などではない
整形外科では骨など問題なし
1ヶ月以上経っても治らない
検査:胃経の問題
筋反射テストの結果
足首には色々な経絡(気の流れ)が通っており、そのうち、足の外側には「胆経」という流れがあります。
この経絡にトラブルが生じると、足首の外側に痛みが生じることがあるので、それを念頭において調べてみたのですが、カラダの反応によると胆経ではなく胃経の問題だと出ます。
症状についての考察
つまり、
- 胃経が弱る
- 足の前面の支えが弱くなる
- 足の外側ばかりに負担
によって、足の外側の筋肉に疲労が蓄積したため、普段であればどうってことのない動き(バスから降りる)くらいの負荷でも痛めてしまったと考えられます。
バスから降りる動作が問題なのではなく、その程度の負荷で痛めてしまうほど足の外側に疲労が溜まっていたことが問題だということです。
そして、なぜそれほどまでに足の外側ばかりに疲れが溜まっていたかと言うと、胃経が弱ることで足の前面の支えが弱くなっていたことが根源です。
実際の施術
胃経はストレスの影響で弱ってしまうことが多いのですが、今回はアレルギーの影響によって弱っていました。
当オフィスでの「アレルギー」とは医学的なアレルギーとは少し考え方が異なり、カラダの勘違いによる拒絶反応のことをいいます。
彼女の場合は、魚介類に対して拒絶反応を起こしてしまっていたことで、魚を食べるごとに胃経が弱るという形になっていました。
そのため、施術では魚介類に対する拒絶反応(≒アレルギー)を解除するヒーリングをおこないました。
魚に対する拒絶反応がリセットされた時点で、もう一度、足首を動かしてもらうと、先ほどまで痛みで動かせなかったところが「大分ラクに動くようになった」ということでした。
胃経の流れが回復したことで、足の前面の筋肉が本来の動きを取り戻したので、足の外側の負担が軽くなったということでしょう。
あとは、痛めた組織の回復を待てば、そう時間のかからないうちに本調子に戻ると思います。