栄養面から免疫を整える

現代は飽食の時代ではありますが、ほとんどの方は、

• 糖質＆脂質↑
• タンパク質↓
• ビタミン↓
• ミネラル↓

というように、

糖質と脂質は足りていても、タンパク質やビタミン・ミネラルが不足している＜質的な栄養失調＞に陥っています。

その結果、やせ細ってしまうことはなくても、カラダの機能を正しく働かせることができなくなってしまっているのです。

免疫が正しく機能するためには様々な栄養が必要となってきます。

その中でも、とくに重視されている栄養素は、

☆タンパク質
☆亜鉛
☆ビタミンC
☆ビタミンD

などでしょうか。

これらの栄養素は、

朝は、パンとサラダ
昼は、うどんやパスタ等
夜は、ご飯とおかず数品

という食生活が続いている方の場合、ほぼ間違いなく不足しているでしょう。

栄養改善のアプローチには様々な考え方がありますが、ぼくは、まずはタンパク質をしっかり摂ることを重視します。

なぜなら、消化酵素やホルモンも含め、カラダを構成するもののほぼ全てがタンパク質を材料としているからです。

ということで、しっかりと肉魚卵などを食べましょう！・・・ということなのですが、ここで注意点があります。

それは、いくらタンパク質を摂っていても、きちんと消化吸収できないと効果が半減してしまうという点です。

慢性的に、

• 胃もたれ
• 胃痛やお腹のハリ
• ガスが溜まる
• 便秘や下痢

などがある人は、胃腸にトラブルが生じていると考えられます。

この場合、せっかくタンパク質を食べても身についていない可能性が高いのです。

胃腸を回復させていく方法は、大きく分けて2つのアプローチがあります。

一つ目は、食事療法で地道に改善させていくこと。

胃腸が弱っている方は、胃の消化力が落ちていることが多いので、まずは消化に優しい食事を心掛けます。

具体的には、

• よく噛む
• 火を通す
• 細かく刻む
• 酸味を加える
• 食前の水分を控える

など、消化しやすい食事を心掛けて、少しずつタンパク質の摂取量を増やしていきます。

胃の消化力が相当に弱っている場合は、消化酵素を服用するのも有りでしょう。

また、補助的にホエイプロテインを取り入れるのもオススメです。

基本的には、タンパク質が満たされてくると、消化酵素なども増えてくるため、徐々に消化力も回復してきます。

ただ、最近はスーパーなどで安価な味噌や醤油が手に入りますが、昔ながらの味噌や醤油と比べて「発酵食品」としての機能がいかほどのものかは疑問です。

日々の食材すべてを良いものに置き換えることは経済的に難しいかもしれませんが、個人的には調味料だけはできるだけ良いものを使いたいと考えています。

もちろん、神経質にならなくても大丈夫ですが、できれば良いものを使おうという意識は持っておきたいということです。

余談ですが、漢方に詳しい方の栄養セミナーに参加したときも、「まず調味料から見直しましょう」ということを仰っていました。

一つの目安として、味噌はキロ800以上のものをオススメされていましたが、もう10年ほど前のことなので、今ではもう少し基準が上がっているかもしれません。

できれば、味噌は自作したいですね。うちの家でも今年から自作する予定です。

胃腸を回復させる二つ目の方法は、ヒーリングを用いる方法です。

当オフィスの経験では、胃腸が弱っている方のほぼ全員に何らかのストレスやアレルギーの影響が見られました。

この場合、それらのストレスやアレルギーを抱えたままでは胃腸の回復が遅くなるため、ヒーリングで解消することがオススメです。

胃腸の負担となっている原因を解消すると、施術直後～数日のうちに胃腸の状態が回復へ向かうケースが多いです。

ヒーリングと栄養改善は車の両輪のようなものなので、どちらも大切にしたいところです。

以上、栄養面から免疫を整える方法は、

1. 食事療法やヒーリングで胃腸を整える
2. タンパク質、亜鉛、ビタミンC、Dなどを十分に摂る

ということになります。

なにかの参考になれば幸いです。