人見知りをヒーリングで解消する
今回は人見知りに悩む高校生(17歳・女性)のケースについて解説いたします。
人見知りとは、初対面の人や慣れていない人などに対して苦手意識を感じる状態のことを言います。
一般的には、不安や恐怖心といった心理的な問題だけでなく、多汗や赤面などの身体症状も併発するケースも多いですが、あくまでも問題の本質はメンタル面にあります。
また、人見知りとコミュニケーション力は必ずしも関係なく、コミュニケーション力が高そうに見える人が、内心では苦手意識に苦しんでいるということも少なくありません。
ある時期から「人見知り」になった?
彼女の場合、中学生の頃から、歳の近い初対面の人と話すことに苦手意識を感じるようになり、さらに「赤面症」でも悩んでいたそうです。
また、慣れていない相手に対してはハキハキしゃべれなくなり、どうしても声が小さくなってしまうという悩みも抱えておられました。
生来の気質として、初対面の人とのコミュニケーションが苦にならない人もいれば、慣れるまでに時間がかかる人もおられます。
ただ、彼女の場合は「中学生の頃から」というところがポイントであり、逆に、それ以前は特にコミュニケーションで悩むことはなかったと言います。
つまり、中学生の頃の「何か」が引き金となって一時的に人見知り状態になってしまったと考えられます。
人見知りは一種の防御反応
人見知りになった原因を筋肉反射テストでカラダに訊いてみると、
- 中学2年生のとき
- 部活の先輩
というキーワードに反応があります。
お話を伺ってみると、当時、悪気はなかったのに先輩の機嫌を損ねてしまい、関係性が悪くなったことがあったようで、
そこから、
- 年上の人は怖い
- よく知らない人と話すときは気をつけなきゃ
- 悪気がなくても不快にさせてしまうかも
という思考パターンができたことが、慣れない相手に対して緊張するようになった原因だったようです。
もちろん、上記の1~3は全て彼女の思い込みであって「絶対的な事実」ではありません。
優しい年上の人もいますし、悪気がなくても不快にさせてしまうこともあれば大丈夫なこともあります。
しかし、彼女にとっては強いストレスを伴う体験だったため、
「二度と同じ気持ちは味わいたくない!」との想いから、過剰な「防御反応」として人見知りのような反応をするようになったと考えられます。
思い込みのエネルギーを解消する
頭では違うと理解していても、深層心理においては「真実」となっているため、どうにもできない!という状態です。
そのため、良くも悪くも「思考」や「行動」に多大な影響を及ぼします。
ただ、一度や二度のセッションで思い込みを解消するのは難しく、基本的には相当の回数を必要とするようです。
思い込みのエネルギーが解消されると、その場で考え方や感じ方が変わります。
今回は、人見知りの原因となっていた
- 年上の人は怖い(思い込み)
- よく知らない人と話すときは気をつけなきゃ(思い込み)
- 悪気がなくても不快にさせてしまうかも(思い込み)
などのエネルギーを一つずつリセットしました。(時間にして30分ほどです)
新しい環境に対する不安は・・・?
ストレスや思い込みのエネルギーが解消されると、その場で気持ちの状態が変わります。
春から進学で新しい環境に飛び込む彼女は、以前は進学後のことを考えただけでモヤモヤしていたそうですが、
セッション後は、それまでの不安が消え、とても気持ちがラクになったそうです。
この時点で心の在り方が整っているため、おそらく大丈夫でしょう。
セッションから一ヶ月後、お母さまから「あれからイイ感じです♪」とのメールをいただきました。
新しい環境で初対面の人と向き合う機会もありますが、問題なく接することができるようになったそうです。
補足)さらに数年後の話ですが、人見知りで悩んでおられた彼女は大手ホテルに就職され、今ではフロント業務に就かれているそうです。
人見知りに対する施術の感想をいただきました
どのようなことでお悩みでしたか?
実際に受けてみて、いかがでしたか?
心や体はどのように変わりましたか?
驚くほど人見知りが無くなりました。
今では何のためらいもなく、自分から話しかけることができるようになりました。
説明やカウンセリングはいかがでしたか?
説明はわかりやすく、難しいことは一つもありませんでした。
カウンセリングははじめは緊張しましたが、母と弟も一緒にいたので、お話しやすかったです。