子どもの夜尿症とストレス

2019年6月3日感情療法子どもの施術

5歳の男の子の母親からのご相談です。

ずっと大丈夫だったのに「急におねしょをする機会が増えまして、、、」というものでした。

日本泌尿器学会様のHPによると、子どもの『夜尿症(おねしょ)』は次のように定義されています。

子どもの夜尿症(おねしょ)は「5歳を過ぎて1ヶ月に1回以上の頻度で夜間睡眠中の尿失禁を認めるものが3ヶ月以上続くもの」

また、夜尿症の原因は次の①~③による複合的なものとされています。

①尿意で目をさますことができないという覚醒障害
②膀胱の働きが未熟である(膀胱のサイズが小さいなど)
③夜間尿量が異常に多い

もちろん、カラダが未成熟な時期なので、上記のような要因も関係しているかもしれません。

ですが、整体オフィス空流では、今回の男の子のように(それまで大丈夫だったのに)急に夜尿症がではじめた場合、何か明確な原因があると考えます。

そこで、まず筋反射テストで本人の体に原因を訊いてみることにしました。

●●ちゃんばかり、ズルい!!

夜尿症の原因を、筋反射テストで調べると、妹へのストレスと出ました。

具体的には、

  1. ●●ちゃんばかり可愛がってもらってズルい!
  2. なんでぼくには同じようにしてくれないの?

という気持ちです。

ストレスは内臓に影響しますが、その中でも「ずるい」とか「おかしい」という気持ちは腎臓に影響することがあります。

それが原因で、夜尿症になってしまっているのでしょうか・・・?

必然性があって夜尿症になっている!?

しかし、よくよく考えてみれば、おかしな話です。

ズルい!という気持ちだけで夜尿症になるのであれば、世の中、おねしょで悩む子どもで溢れかえっているはずです。

ストレスの影響があるにせよ、そこには夜尿症になってしまう「必然性」があるはずと考えました。

ということで、さらに深く検査で掘り下げます。

すると、最終的に出てきたのは、もっと僕もかまってもらいたい!という気持ち。

つまり、おねしょ→母親の手がかかる→かまってもらえるという感じでしょうか。

もちろん、そこまで頭で理屈立てて考えていたわけではありません。潜在意識レベルで、そう感じていたということです。

症状にはメリットがある!?

これは子どもに限った話ではありませんが、頭では(顕在意識)では「この症状はイヤ!治したい!」と考えていても、

心の深いレベルでは、どこかその症状に助けられていることがあります。これを二次利得と言います。

わかりやすい例を挙げると、学校が嫌な小学生が腹痛を起こしたりするケースですね。

お腹が痛いのはイヤだけど、そのおかげで学校には行かずに済んだ!と意味で、症状にもメリットが有るわけです。

このようなケースでは、表面的なアプローチを行っても、何度でも症状は再発してしまいます。

問題の本質を突き止めて根本から解決することが大切です。

エネルギー療法でストレスの影響をリセットする

整体オフィス空流では、ストレス感情もエネルギーだと考えているので、

エネルギーヒーリングの技術に用いてストレスの影響をリセットします。

今回は、

  1. ●●ちゃんばかり、ズルい!
  2. ぼくもかまってほしい!

という、2つのストレスをヒーリングで浄化しました。

ストレスが溜まっているときは、その出来事や人について考えるだけでもモヤモヤした気持ちが湧いてきますが、

ストレスのエネルギーを浄化したあとは、同じことについて考えてもイヤな気持ちが出てこなくなります。

それにともない、身体的なトラブルも解決に向かいます。

その後の様子と今回の考察

一週間ほど経ってから様子を聞いてみたところ、「あれからピタッと治まりました!」とのことでした^^

この時期の子どもは、膀胱の働きや睡眠ー覚醒リズムが十分に育っていないこともあると思いますが、それ以上に夜尿症が出始めたタイミングが重要です。

たとえば、2週間前から、おねしょをするようになったのであれば、逆に言うと、それまでは大丈夫だったということです。

つまり、発症時期である「2週間前」くらいに、何か夜尿症の引き金となるものがあると考えます。

時系列を踏まえて夜尿症の原因を考えると、それは膀胱のサイズではなく、精神的なトラブルであるケースのほうが多いです。

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