ワクチン有効率95%の本当の意味

2021年7月13日ブログ

データ

厚生労働省の公式サイトにもあるように、m-RNAワクチンには新型コロナワクチンの感染予防効果や重症化を防ぐ効果は認められていません。

リスクを負ってワクチンを接種したところで感染する人はするし、重症化を予防できるという明らかなデータもないのが実情なのです。

唯一、認められている(?)のは、症状の発症を予防できる効果があるということで、その有効率は95%と言われています。

お~!95%も予防効果があるなら、100人中95人はコロナに感染しても発症しなくなる!?それなら、ワクチンのメリットとリスクを天秤にかけて、射ったほうがいいのでは??

・・・と普通は考えてしまうのですが、実はこの「95%」はそういう意味ではありません。

ファイザー社の臨床試験の結果

ファイザー社のプレスリリースによると、m-RNAワクチンについて、43,448人を対象に下記のような臨床試験を行ったそうです。

ワクチン群:21,720人→ワクチンを接種
プラセボ群:21,728人→生理食塩水を注射

その後、新型コロナウイルスを発症したかどうかを一ヶ月追跡した結果、

新型コロナ感染症を発症した者は、

ワクチン群:8人
プラセボ群:162人

だったということです。

■ワクチンを射った:21,720人
・発症せず→21,712人
・発症した→8人

→発症率は、8÷21,720=0.0036で約0.04%
つまり、99.96%が発症しなかった

ワクチンを射たなかった:21,728人
・発症せず→21,566人
・発症した→162人

→発症率は、162÷21,728=0.0074で約0.75%
つまり、99.25%が発症しなかった

ワクチン有効率95%とは?

ファイザー社のワクチンの有効率が95%という数字は相対リスク減少率という指標によるものです。

これは、ワクチン群とプラセボ群の発症者の人数を比較するときの考え方で、

  • ワクチン群で、全体の0.04%が発症
  • プラセボ群で、全体の0.75%が発症

ということから「母数1-(0.04÷0.75)=0.9467→約95%」という計算式を元に、ワクチン接種がどの程度のリスク軽減につながるかを調べるときの指標の一つです。

要は、ワクチンを射たなかったときと比べて感染者数が1/20(8÷162=0.049≒0.5=5%)になったことから、有効率95%とする考え方であり、

100人ワクチンを接種したら95人が発症しなくなるという意味ではありません。

リスクとメリットが釣り合わない

リスクとメリットを考える

ワクチンを射っても射たなくても、全体の99%以上は発症しないということはファイザー社のプレスリリースにも明示されています。

たしかに、ワクチン接種によって、新型コロナ感染症の発症率は下がるかもしれません。しかし、その程度は、プラセボ群0.75%-ワクチン群0.04%=約0.7%というのが現実です。

これは見方によってはワクチンの発症予防効果は1%以下ということでもありますが、そうなると誰もワクチンを射たなくなるので、相対リスク減少率の95%という数値だけが報道されているようです。

もちろん、この相対リスク減少率は疫学における指標のひとつなので、95%という数値がウソであるわけではないのですが、

この数値は「ワクチンを射っても射たなくても、全体の99%以上は発症しない」という事実もあわせて見ることで初めて意味を持つものだと思います。

このあたりの情報が全く報道されないあたり、どうにも作為的な気配を感じてしまいます。

それでも、m-RNAワクチンが100%安全なものであれば、射たないよりは射ったほうがいいと思われるかもしれません。予防率1%未満であってもコロナ発症率を防ぐとも考えられるのですから。

しかし、副反応や有害事象だけでなく、長期的なカラダへの影響などを考えると、そのリスクを冒してまで射つ必要性があるのかどうか、、、個人的には大いに疑問が残るところです。

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Posted by yuuki