データで見る新型コロナウイルス
どうにもテレビや新聞の情報は偏向報道&煽り報道である側面を強く感じるので、客観的事実としてはどうなのか?について、
厚生労働省やNHK特設サイトによるデータをもとに比較してみました。比較対象は、それぞれの「感染者数」と「死者数」です。
1.感染者数の比較
①季節性インフルエンザ
- 2017-2018シーズン
- 約1458万人
- 2016-2017シーズン
- 約1046万人
- 2015-2016シーズン
- 約991万人
上記の表は、厚生労働省の「インフルエンザの発生状況」をもとに作成しました。
②新型コロナウイルス
上記の表は、新型コロナウイルスに関するNHK特設サイトからデータをダウンロードし、一年間の累計を調べました。
厚生労働省のデータによると、令和2年~令和3年6月24日までの約1年半の累計で、PCR検査の陽性者数は791,082人。
繰り返しになりますが、PCR陽性者はカラダの免疫システムを突破されて、ウイルスが増殖し始める→症状が出ている感染者とは異なります。
だから、PCR陽性者が増えるわりに「無症状もしくは軽症です」という人が多いわけです。(PCR陽性だけど、感染していない人も含まれるから)
感染していない=症状が出ない=ウイルスが細胞内で増殖していないので、飛沫などに含まれるウイルスも極めて少ないでしょう。
逆に言えば、飛沫に含まれるウイルスが多い=体内でウイルスが増殖している=症状を出ているので、無症状でも飛沫などで感染を拡大させる恐れがある、という説明には疑問を感じています。
日本は世界的に見ても、Ct値を高く設定しているため、そもそもがPCR検査をすれば、偽陽性者も含めて陽性者としてカウントされやすい状態です。
たとえば、Ct値が低い国でPCR検査をしたら陰性だった→日本でPCR検査したら陽性となることだってありえます。
- PCR検査で陽性者が出やすい設定であること
- PCR陽性者=感染者のように報道していること
2.死者数の比較
つまり、100歳で衰弱しきっていて、次に風邪でも引いたら危ないというような方が亡くなっても、PCR検査が陽性でさえあれば、実際の死因の如何によらず「新型コロナによる死者数」にカウントされるようになっています。
当然、この人数には
- 新型コロナが死因とされる方
- 新型コロナによる持病悪化が死因とされる方
- まったく別の死因による方(ただし、PCR陽性。無症状も含む。)
まで含まれることになります。
これはコロナ死者数の水増しというわけではなく、速やかに死亡者数を把握するための感染症法上の報告の仕方らしいのですが、
テレビや新聞では、いかにも新型コロナの影響だけによる死者数のように報じられている点が気になります。
①季節性インフルエンザによる死者数
- 2019年
- 3575人
- 2018年
- 3325人
- 2017年
- 2569人
と、毎年2500~3500人に達しています。
これはインフルエンザが直接的な原因となって亡くなった人数であり、持病が悪化して亡くなった「関連死」などを含めると、だいたい毎年1万人前後がインフルエンザによって亡くなっていると言われています。
データ引用元:新型インフルエンザに関するQ&A|厚生労働省
②新型コロナによる死者数
- 新型コロナによるって亡くなった人
- 新型コロナによって持病が悪化して亡くなった人
- 新型コロナとは関係なく、亡くなった人(※PCR検査は陽性)
の総数であるため、現時点では純粋な新型コロナの影響だけの死者数は不明です。
この事実を踏まえた上で、NHK特設サイトから、2020年~2021年3月31日までの累計死者数を調べると一年間で9176人となっています。
この人数には、新型コロナが原因ではない方も含まれているため、純粋にコロナで亡くなった方は、この人数よりも少なくなります。
両者の比較まとめ
- 季節性インフルエンザ
- 直接死:約3000人 / 間接死なども含む:約10,000人
- 新型コロナウイルス
- 直接死:不 明 / 間接死なども含む:9176人
と、似たような数字が出ます。
これだけ見ると同程度にも見えますが、インフルエンザの場合、年間3,000万人以上の方がワクチン接種を受けています。
※日本公衛誌 第7号より引用
これだけの人数に対してワクチンを射っても、毎年10,000人が亡くなっているインフルエンザに対して、最近までワクチンなどなかった新型コロナウイルスの死者数も同じく9,000人ほど。
もちろん、様々な条件が介入するため、この数字だけで単純比較はできませんが、
それでも両者の死者数を比較するかぎり、新型コロナウイルスが季節性インフルエンザよりも圧倒的に危険か?という問いに対しては「ノー」というのが個人的な結論です。
3.m-RNAワクチンは必要か
おそらく、
- 感染予防(うつりたくない、うつしたくない)
- 発症予防(症状を発症したくない)
- 重症化予防(重症化したくない)
のいずれかが理由であると思います。
早く全国民にワクチンを!と騒ぎ立てるよりも、きちんと自分の免疫力を高めて基本的な感染予防に努めることが本筋ではないでしょうか。
そして、治験期間も短く、従来のワクチンとは別物の遺伝子技術を使ったm-RNAワクチンのリスクについては様々な意見がありますが、
本当に安全なのか?とか、リスクとリターンを天秤にかけてとか言う以前に、
- 感染者数
- 季節性インフルエンザ:年間1000万人
新型コロナウイルス :年間50万人以下
- 死亡者数
- 季節性インフルエンザ:年間10000人
新型コロナウイルス :年間 9000人
という現状を見る限り、そもそも新型コロナウイルスに対してワクチン接種など必要ないというのが客観的データに基づいた個人的結論です。
4.m-RNAワクチンのリスクについて
ワクチン推奨派は、
DNA→m-RNAは一方通行である上に、m-RNAは短時間で分解されるから、DNA情報の書き換えや長期間スパイク蛋白が作り続けられることはないという主張です。一方、ワクチン反対派は、逆転写は起こりうると主張しています。
逆転写についても調べてみましたが、「逆転写は、逆転写酵素をもつエイズウイルスなどのみの特性である」との解説を見る限り、今のところ、ワクチン反対派の意見は説得力に欠けるように思います。
ただ、m-RNAワクチンは安全という根拠の根幹である、
- m-RNAワクチンはすぐに分解されて体内に残らない
- m-RNAワクチンによる逆転写は起こらない
が、もし崩れることがあったとしたら話がガラリと変わります。
- m-RNAワクチンの影響が長期間にわたり、残り続ける
- m-RNAワクチンによる逆転写が起こってしまう
ということが認められることがあるとすれば、とんでもないことになります。
政府は絶対に嘘をつかないし、間違ったことも言わない。仮に間違いがあったとしても、すみやかに誤りを認め訂正し、しかるべく措置と補償をとってくれる、、、のであれば良いんですけどねぇ。。。
ワクチン反対派が警告するほど超危険ではないかもしれない。でも、はたしてワクチン推奨派が主張するほど長期にわたって安心かというと、それはわからない。
「いや、そんなこと言ってたら何もできない」
「メリットとデメリットを天秤にかけて考えたら接種すべきだ」
という声があるかもしれませんが、前述したように、そもそも新型コロナウイルスが、わざわざリスクを冒してまでワクチン接種するほどのものではないというのが、ぼくの結論なので、個人的にはm-RNAワクチンは不要と考えています。
5.さいごに
まず、自分で調べてみて、客観的事実や目の前の現実と照らし合わせてみて、納得できたことのみ少しずつ受け入れます。
この偏屈な性分の良し悪しはともかく、今回もできる限り、情報発信元が確かなデータを集めるよう努めました。
とは言え、この記事の内容が完璧だとか間違っていないだとかは微塵も考えていません。
あくまでも個人が集めたデータによる一つの解釈です。当然、どこかに穴があったり、見落としがあったりすることでしょう。とんでもない思い違いをしているかもしれません。
それでも、今の自分にできる範囲で、徹底的に調べ尽くし、考え抜き、自分の責任において新型コロナに対する姿勢やワクチン接種の是非を判断しました。
先の見えないトンネルの中、ずっと自粛や我慢を強いられ、連日テレビで恐怖心を煽り倒され続けた結果、
正直もうこれ以上しんどいこと考えたくない。さっさと楽になりたい。と感じている方は少なくないでしょう。
そんなときに「これさえ射っておけば安心して生活できるよ!」とワクチンをチラつかされれば、
よくわからないし、不安もあるけど、、、とりあえず射っておこうとなっている人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、それは失礼ながら思考停止です。代わりの聞かない自分の体を、かけがえのない日常を、どこかの誰かに丸投げする生き方です。
必ずしも思考停止が悪いとは言いませんが、健康や人生のリスクに深く直結する可能性のあるm-RNAワクチン接種については、慎重に考える必要があります。
それと同じように、政府や自治体、医師や研究者も含めて、自分より物事を知ってそうな人が言っているからという、なんとなくの印象で判断するのではなく、
ご自身で情報を集め、ご自分の頭で考えて判断するという姿勢をもたれることを願っております。