味わって食べる
京都市西京区の整体オフィス空流です。
食と健康の繋がりについて疑いを持つ人は少ないでしょう。
- 何を食べるか
- いつ食べるか
- どれだけ食べるか
いずれも大切なことです。
しかしながら、「どんな意識で食べるか」については見落とされがちではないでしょうか?
日本には手を合わせて「いただきます」をしてから食べるという文化があります。
これは、命をいただくことに、生産者の方々に、調理してくれた人に、あるいは仕事をしてお金を稼いできてくれた人に、
さまざまな感謝を表して食べましょうという意味なのは言うまでもありませんが、実は「いただきます」には、それ以上の役割もあります。
それは「食事」に意識を向け、カラダの受け入れ体制を整えるというものです。
意識はカラダの状態をコントロールします。たとえば、怒りを感じていると、カラダは<戦闘モード>になるため、交感神経が優位に働き、内臓の働きは抑えられ、消化吸収がしづらくなります。
もし、そんな状態のままで食事をしているとしたら、、、いくら食材にこだわっても健康は得られにくいでしょう。
きちんと食べものに意識を向け、カラダを<食事モード>に切り替えて食べることはとても大切です。
同じように、食事中にイライラすることや心配事ばかり考えながら、あるいはテレビやスマホに気を取られながら食べるのもカラダにとってはNGです。
『心ここに在らず』の状態で、ただ機械的に口に運ぶのではなく、“口に入れるものに意識を向け味わって食べる”ことが、カラダ本来の消化吸収力を発揮するために必要なのです。
この考え方は、食物アレルギーの予防にもつながるのですが、、、長くなるので別の機会に。