育児ストレスの解消に必要なこと【感情&思考編】
ご相談の多いケースとしては、
- 子ども:イライラ、心配、罪悪感
- 配偶者:わかってくれない、怒り、悲しみ
- 状 況:不安、あせり、重圧
などでしょうか。育児ストレスのご相談のほとんどが、上記の3パターンに該当しています。
自分の「感じ方」を変える
しかし、ご存知のとおり、他人をコントロールすることは極めて難しく、徒労に終わってしまうことのほうが圧倒的に多いものです。
そこで、オススメなのが、子ども(や配偶者)を変えるのではなく、あなたの「感じ方」を変えるアプローチです。
同じ状況であっても、気持ちの余裕の有無によって、あなたが感じるストレスは大きくも小さくもなるでしょう。
まず、自分を満たすことが大切
そのために必要不可欠なことは、自分を満たすという考え方です。
自分の好きなことをして過ごす・何もせず休憩にあてるなど、方法は何でもオーケーです。「やりたいことをやり、やりたくないことはしない」というように、ご自身の心のケアを優先させる時間を作ってみてください。
たしかにスケジュール的にどうにもならないときもあるかもしれませんが、実際には「罪悪感」がジャマして、自分を優先しづらくなっていることも多いのではないでしょうか。
たとえば、
- 旦那は働いてるのに~
- みんな頑張ってるのに~
- 私は稼いでないのに~
など、自分の時間を優先することに罪悪感を抱いてしまう、というお話をよくうかがいます。
あなたは母親である前に一人の女性です。お子さんを大切にするのと同じように、あなた自身も大切にされるだけの価値があります。
私だけラクしてたら申し訳ない、、、などは頭の中にある「エゴの声(=幻想)」に過ぎません。
もちろん、一日中ずっと好き勝手に過ごすというわけにはいかないと思いますが、もっと自分を満たす時間をとっても良いのではないでしょうか。
お母さんが機嫌よくしていると、それだけで子どもは幸せを感じられるものです。
一方、どんなに物質面・行動面を満たしても、母親がストレスを感じていると、子どもは敏感に察知し、心から幸せを感じることができません。
あなたが自分を満たすための時間を確保することは、お子さんが幸せに過ごすことにも繋がるのです。
優先的に自分の時間を確保する
一般的には「やるべきことを全てやった上で、残った時間を余暇や休息に充てる」という考え方のほうが主流でしょう。
これは常識的な態度のように思われるかもしれませんが、自分を後回しにする生き方とも言えます。
同じように自分を満たす時間をとるにしても、その裏側にある意識によって、その効果には歴然とした差が出てきます。
なにも一日に何時間もというわけではなく、一日1時間でも30分でも15分でもかまいません。
やらなきゃ!を見直す
でも、実際やることが多すぎて、時間が取れないんです・・・!ということもあるかもしれません。
どうにもならない場合もあるとは思いますが、実際には「やらなきゃ」にも色々あります。
絶対にやる必要があることもあれば、やらなきゃ!と思い込んでいただけで、ほかの人にお願いしたり、止めてしまったりしても問題ないこともたくさんあります。
そのため、一度ご自身の「やらなきゃ」を見直してみることは良いプランです。
そして、他人に任せることができるもの、やめてもいいんじゃないの…?と感じることは、思い切って手放してみましょう。
セルフケアを実践する
やり方としては、
- ストレスに意識を向ける
- そのまま、おでこに軽く両手を触れる
- 指先に感じる拍動が左右そろうまで続ける
これだけです。
ESRをおこなうことで、「前頭葉」という、前向きで論理的な思考をするときに活発に働く部位にエネルギーが流れ、ストレス感情がリリースされやすくなります。
あれこれ感情が切り替わりながら、しばらく続けていると次第にストレスの度合いが小さくなってきます。
一回で完璧にできなくてもかまいません。すべてのストレスがゼロになる必要もありません。
軽い気持ちでやってみて、少しでも気持ちがラクになればラッキーくらいが、ちょうどいいでしょう(笑)
また、手順そのものはシンプルですが、方法の正しさにこだわるよりも、
- まず、自分自身を満たす
- 定期的に心のケアをする
という意識を持っておくことのほうが、はるかに大切です。
専門家のヒーリングを受ける
もちろん、お金も時間もかかりますが、熟達したセラピストによるセッションは、セルフケアだけでは得られない価値があります。
セラピストやヒーリングの内容によって差はありますが、セルフケアと比べて、
- ストレスの根っこが解消できる
- 短時間で多くの問題を解消できる
- 自分では気づかなかった気持ちに気づける
などのメリットがあります。
このページの内容を実践されてみて、さらに高次元のメンタルケアに取り組んでみたい方は、相性の良いセラピストを探されてみてください。