病気を治したければ
もし何かの病気を克服したいのであれば、大切なのは「病気を治そう」と考えないことです。
病気になったときに「治したい」という気持ちがわいてくるのは当然です。
しかし、「病気を治したい」という想いが強すぎると、逆に「病気」にエネルギーを注いでしまうこともあります。
エネルギーの観点から考えたときにオススメなのは、病気ではなく「元気な状態」に意識を向けることです。
- 元気なカラダになる
- 治癒力を高めたい
- 健康な自分に戻る
同じことのように思われるかもしれません。たしかに国語的には同じ意味の内容になります。
しかし、エネルギー的には、まったく逆の結果を引き寄せます。
一つ実験をしてみましょう。
大きく深呼吸し心を鎮めてから、「病気を治したい」とつぶやいてみてください。
そのときに感じた感覚と、「元気なカラダになる」とつぶやいたときの感覚。
どちらがイイ感じがしますか?
きちんと心を落ち着けた状態であれば、おそらく後者のほうがイイ感覚がするはずです。
なぜなら、脳が「元気な状態」にフォーカスしているからです。
逆に前者は「病気」にフォーカスしているので、なんとな~くイヤな気分になります。
心理学の世界では常識ですが、脳は<否定形>を理解できません。
○○になりたくない!と願うほど、その○○にフォーカスしてしまうのです。
結果、あらゆるエネルギーを○○に注いでしまうことになります。
ちょっとした違いだと思われるかもしれません。
しかし、実はどんな治療法を実践するか?と同じくらい、意識の向け方がカラダに及ぼす影響は大きいのです。
何十年と不調だった方が、トントン拍子に回復していくこともあれば、
同じ治療法を実践しているのに、少しの不調がなかなか改善しない方もいる。
両者の一番のちがいは<意識の向け方の違い>にあります。
ほんの少しの差ではありますが、結果的に大きな差を生み出すのです。
大切なことなので、もう一度まとめます。
- 脳は意識を向けたことにエネルギーを注ぐ
- 脳は否定形を理解できない
よって、克服したい病気があるのであれば、病気そのものを基準にするのではなく、
- 元気なカラダ
- 健康な自分
のように、あなたが<望む状態>に意識を向けて考えることが、最短での治癒につながります。